君が好き。
第12章


それから、私は子どもを産んだ。

男の子と女の子の双子だった。


男の子は、『晴(はる)』と名付けた。

あなたが残してくれたものを

歓迎するみたいに穏やかな晴れの日だったから。

それに、私の希望になってくれる大切な子だから。


女の子の名前は、『愛(あい)』

みんなから愛される子で、

みんなを愛する優しい子に育ってほしいから。
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