【短】《オオカミお礼小説》 線香花火と夏の夜
これから一生アナタから逃れられない運命ならば


私はそれを、誠心誠意受け入れるだけ。


と言うか……このポジションは誰にも絶対譲らないし。


「……嫌じゃない…よ」


“どうぞお好きな分だけ”と続けて、統牙のホッペに両手を添える。


「ああ~~~~…クソ……//////まともに息出来ない位してやるから」


「ハヘッ!?//////」


一瞬真っ赤な統牙の熱が指先に伝わって来たと思ったら……


「んっ……」


宣言通り、今度は甘い熱が唇に降って来たのだった。


「…好きだよ、吹雪」


「わ、私だって……///」









――――END――――
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