そして 君は 恋に落ちた。








そうか……


先輩は瀬川さんと―――





気付いたのは、美浦駅を降りて商店街を横切った時。

目の前には、スーパーの袋を持った瀬川さんと春日先輩がいた。



「うるさいっ
 それ以上言うならもう作らないから!」


「いいのか?そんな事言って。
 こんな良い酒飲めなくなるぞ?」


言われて頬を膨らませる先輩に、瀬川さんはケラケラ笑いながら人差し指で頬を思い切り突っつく。




―――ってか、誰が見てもバカップルだな。


そうゆう事か……。







飲みに行く足を止めて、家まで回れ右をする。



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