そして 君は 恋に落ちた。


「ハァ、―――アッ」


両手を掴まんだまま、彼は私の首筋を軽く咬んだ。

瞬間――高い音が耳を震わす。




「ハァ……今日も甘いですね、先輩は」


言って、私の唇をペロリと舐めると片手で器用にシャツのボタンを外し、私の胸元にキスをした。



「いっ…たい…」

「ははっ……ハァ…痛くしたからね」

彼が話す度に吐息が肌に触れ、その度体は揺れる。


それに気づいてる彼は、フッと笑うと空いてる手でゆっくりタイトスカートをたくしあげ、私の両足の隙間に右足をねじ込んだ。



「ちょっ…ま、って!ここ会社…!」

体を捩るけど、彼は体をぴったりくっつけたまま、


「シッ ……誰か来たらどうするの?」


わざと耳に息を吹きかけ、小さく笑った。



「金曜は……何をしていたんですか?」


聞きながら私のモモをストッキング越しに撫でる。と、同時に耳たぶを口に含んだ。

堪えきれず少し声が出てしまった私に、さらに質問する彼。

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