君の隣
幼なじみ


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーピピッピピッ


ガシャンッッ



「…ん……、」



眠い……、


もしかして、もう朝なの?


と思いながら、ベッドから起き上がり、


クローゼットから制服を取りだし、

着替える私。



星名 碧 -ホシナ アオ-



高校に入学して、はや1ヶ月。


特に何事もなく、過ごしてきた。



ーーーーーーーーーーダンダンダン


突然部屋の扉が叩かれる。


毎日のことだけどね。



「姉ちゃん、海人来てるよ~♪」


と呑気な弟、翔太郎-ショウタロウ-が大声で叫んだ。


てゆうか、

部屋の前いるんだったら、叫ばなくていいのに。


なんて考えながら、「うん。」と返事をする。




あ、海人ってゆうのは、幼なじみのこと。



同い年じゃないんだけど、小さい頃から何かと一緒で、



親友、みたいな存在だった。



今は、もう、ただの幼なじみなんだけどね。




-----------------カチャ…


着替えた私は、適当に教科書を詰め込んだ鞄を持ち



部屋を出た。



基本的に、朝ごはんは食べないタイプの人間だから、



遅刻とかは滅多にしないかも。
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