真面目くんがネクタイを緩めるとき


「胡桃の嫌だった話も、楽しかった話も

私に話してくれるのってすごく嬉しい

恋愛の事で色々大変だったから

そういうの言いづらいかもしれないけど

私の事、本当に信じられたら


その時は胡桃の好きな人、教えてほしいな。」


ーーー


そうだった。
そういう約束だった


いつの間にか忘れてたけど、無意識のうちに

美影に話しちゃうほど私。

美影の事、信用してたんだね?

それに気づかなかっただけみたい。


「あのね、美影」


< 113 / 343 >

この作品をシェア

pagetop