真面目くんがネクタイを緩めるとき
「…………。」
梶は私に対して何も反応をしなかった。
無視!?感じ悪っ。
だけどこんなんでめげる私じゃない。
「私、寂しいなぁ……無視されるの
梶くん私の事嫌い?」
上目遣いでそう言って梶くんを見上げると
梶くんは何やら書く手を止めた。
そして前髪で隠れた目で私をまじまじと見つめて来た。
ほ~らねっ!見た?
男なんてみんな同じ。
ちょっと、高度な作戦使って見つめちゃえば
ころっとおちるんだから。