After the rain
「これだけ連続で掛かってくるって事はきっと重要な連絡ですよ!佐々木さん、早く!」
「そっか、そうだよね。ちょっと、行ってくる。」


友美子に言われて、手の中で続く着信が続く中。


かすみはお店を出た。



平日の昼間でも、無数に行き交う人の波を右に行くのか左に行くのか。



切れた着信は再び始まった。


そしてかすみは、人の流れに沿って左に進んだ。
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