After the rain
理想通りの毎日。
「え、あの彼とご近所さんだったんですか?」

かすみは、すぐに友美子に陽輔との食事へ行った報告をした。


「もービックリだったよ!最後の最後にサプライズ!送るよ、なんて言ってくれてさ。こっちは終電気にするじゃん?なのに大丈夫!とかって。」
「で、家まで送ってもらったんですか?」
「うん。アパートの前まで来てくれた。」
「部屋には上げなかったんですか?」
「そんなんするわけないじゃん!」
「えー、じゃあ本当に駅から送ってもらって終わりだったんですか?」


あの夜。

かすみのアパートへ向かう道で。

「この辺の事、何も分からない。」

そう陽輔が言ったので。


「じゃあ、散歩がてらちょっとだけ遠回りしちゃう?」

その誘いに、陽輔は喜んで答えてくれた。


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