マーブル色の太陽


『ムカツク』


『声』が頭の中に響く。


(は? わかってるよ。僕もコイツらにはムカついてるよ。でも……どうしようもないんだ……)

『オ・マ・エ・がムカツク』

(僕? なんでだよ? 逆らったらもっと陰湿になるって! キレイごと言うなよ!)

『ルールその2を言ってみろ』

(は? 今の状況わかってる?)

『ごりっといっとくかぁ?』

(くそっ! ……「ルールその2は絶対服従」だろ?)

『そうだ。言うとおりにやれよ』

(…………)

『まず、胸を張れ。上から見下ろせ。そして、絶対に目を逸らすな』


僕は『声』に言われたとおりにする。

これからひどくなるかもしれない、イジメの内容よりも、頭への攻撃の恐怖が勝ったわけじゃない。

たぶん、頭のどこかで『声』に助けて欲しいと願っていたのかもしれない。
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