総長からの「愛してる」



「ここにいるやつは全員、戦闘準備!
今からすぐに移動するぞ。」




海斗の声に行動を始める仲間たち。




ちゃんと、言わなきゃな。



「海斗。」



「なんだよ。」




俺は海斗に下がってもらうと、みんなの中央に立つ。





「お前らに認めてもらってねぇのに、悪いと思っている。」




俺の言葉に、手を止めた全員の視線を感じる。



まだ、こいつらにはちゃんと紹介してねぇもんな。





「俺の身勝手で、理不尽な願いだ。
だけど、わかって欲しい。」




俺は一度区切ると、全員を見渡した。








「俺の好きな女を、救って守って欲しい。」





< 100 / 443 >

この作品をシェア

pagetop