総長からの「愛してる」





「ごめっ……待った…?!」




そんな声が聞こえて振り向いた俺は、ついニヤケてしまう。




「そんなに待ってねぇーよ。」



嘘。本当は30分待ってた。


でも、別にいいんだ。


お前を待つのは苦じゃない。




「……はぁ……はぁ……」



相当走ったのか、息切れをする美愛の背中を撫でながら、美愛を観察する。




もうすぐ夏休みというだけあって、すでに相当暑いのだが……



露出しすぎだ。




白のフリル付きキャミソールに


七部丈のダメージジーンズ


サンダルは、動きやすさを考慮したのか、ヒールが低い


後は、ツバが小さいストローハット


装飾品はサングラスで……




極め付けに、金髪。





「ぶっ……!!はははっ、なんだよその髪色はっ……!!」




< 242 / 443 >

この作品をシェア

pagetop