総長からの「愛してる」



「二度と離してやれねえけど、覚悟はできてるな?」



「うん………私も。
……私も來叶が、好きだから。」



彼の告白に答えようと、彼の顔を見れないまま必死に呟いた言葉。




それを言った瞬間、私の体は180度回されて……



後ろにいたはずの來叶が正面にきたことを認識した瞬間。



唇に温もりを感じた。




「ーーーーーんっ」



突然のキス。


目の前に見えるのは、來叶の顔。



その光景も恥ずかしくて、思えわず瞼を閉じた。



思い返せば、私はキスなんてしたことはなくて。


それは、私のファーストキス。





「美愛………一生俺と生きろ。」



唇を離した彼は、私に永遠を命じた。



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