総長からの「愛してる」




「さっきの反応からして決定!
もう、間違えたらそれでいいや〜」



「なっ?!」




男は急に私の腕を掴んだ。



そのまま引きずられるようにして、そばにあるバイクに乗せられ……




「はい、しゅっぱーつ!」



テンションの高い男によって、難なく連れ去られた。





なんていう失態………



バイクから飛び降りれるわけもなく、携帯を取り出せるはずもなく




自分に呆れすぎて、悲しくなってきた。




最近は、不運だ……








「やっほーー、帰りました!」



私を連れ去った男……もとい赤髪男は倉庫 (だと思う) に入るなり、大声で叫んだ。



< 89 / 443 >

この作品をシェア

pagetop