冷たい世界の温かい者達
「お父さ……」
「柚紀、ごめん、なぁ……」
涙を流したお父さんは、すぐに息をひきとった。
「ああああああぁぁあぁぁああ‼」
傍で呆然としていた女の人はハッとしたように俺を睨みつけた。
「全部……お前のせいだっ」
グジャッ
再び響いた生々しい音は、女の人の声と共に流れ去った。
ーーーお前のせいだっーーー
「あああああぁぁああ‼」
掠れた叫び声は、警察のサイレンの音に掻き消された。