冷たい世界の温かい者達





『……‼』



「由薇? どうした?」




『……』







女はゆっくりとした手つきで首を触り、ごくりと喉を鳴らした。







首元に走った今までに無い悪寒を、女は間近に感じた。








「由薇?」




女に喋りかけた男に、女は安心したように微笑んだ。









『……何でもないよ………


















冷』





















世界は廻る。




世界は変わる。




< 211 / 372 >

この作品をシェア

pagetop