冷たい世界の温かい者達




『……、高樹?』




「ふふ、よく声だけでわかったね?」



『いつもの香水の匂いしてるよ。』



「あ、そっか~」




ヘラヘラと笑う、男にしては身長が低い女顔の男。




制服は……あ?





「え、夏霧中学校?」




「ん? おニーさん夏霧知ってんの~?」




ゆるい喋り方をする男は中学生らしい。





通りで。 チビな訳だ。




『1人で来たの?』




「んな訳なーいじゃーん」




そう言ってくっと顎で後ろを指す男の示した方向に目を向けると、由薇の入院期間で大分と見知った面々。





「ぉ、朔。 お前等もよくホストやってんなぁ~」




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