冷たい世界の温かい者達
『……お前…』
声がした方に目を向けると、女が綺麗な色をした瞳を見開いていた。
…どこまでも、綺麗なんだな。
近寄って頬をぐっと掴んで上を向かせる。
女は眉を潜めて俺を下から睨みつけた。
「白冷の姫さんだな?」
まぁ、聞くまでもないが、な。
『……どうだかな』
バカにしたように鼻で笑って、女は辺りを目だけで見渡した。
「ここは邪独の溜まり場。
まぁ、ただの空き倉庫だけど」
女は再び俺に目を向けて細めた。
まるで、品定めをするみたいに。
『ーーーお前、』
『変わったな』