代打、俺!!

私だって




三者面談の3日間の練習はきつかった


私は練習したわけじゃないけど、夏も本番になってきてもう暑くてしょうがない


そんな中でずっと野球やってるみんなってすごい


私なんか立ってるだけでも疲れたもん(笑)


「水本さん!!

起きなさい!!」


お弁当を食べた後の五時間目

私が寝る体勢に入ったときにとんできた英語の先生の高い声


そんなのしかとして私は目を閉じた


いいじゃんいつものことなんだから


でもこの日は違った


机に伏せて目を閉じていたら足音がだんだん近づいてきた


「あなた何しに学校に来てるんですか??

毎日毎日……

一回くらいちゃんと起きて授業受けなさい」


うるせーな…

そんな高い声で言わないでよ!!

英語の玉木先生は三十代後半独身の女の先生

何かとうるさくて男子にばっか甘い

まぁ女子生徒の敵だ


「がみがみうるせーよばばあ!!

あんたが授業下手だから眠くなるんじゃね??」


なんかよくわからないけど言い返してしまった


「ば、ばばあって……

だったら授業受けなくていいから


帰りなさい!!」


そう言って教卓に戻っていた玉木先生


私はそれを確認してまた寝る体勢に入った



私………

卒業できないかもな






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