代打、俺!!



かっけを引きつれて教室から昇降口に向かっていた


「………………あっ!!」


わたしはかっけの手を引っ張って廊下の物陰に差くれた



「………どうしたの??」


私は目の前でなんだか見てはイケないものを見たような気がした


「あれ……

爽……だよね??」


私たちの前を歩いていたのは爽とかわいい女の子


まぁ学校にいる以上女の子と絡むなとか言えないし

って言うか私も人のこと言えないし……


でもあれはないでしょ……

「めっちゃべったべったくっついてるな」


女の子は爽の腕にべたべたさわってるし

ってかくっつきすぎだって


後ろ姿だから爽の顔は見えない

でも少し突き放すくらいしなさいよ!!


私がいながらほかの女とべったべったするなんて良い度胸してるじゃない!!


────────────パシャッ

私はポケットからケータイを出して二人の後ろ姿を写メった


これで爽の弱み握れたかも


「水本めっちゃ顔怖いぞ(笑)

ってか嫉妬してんの??」


まぁこの状況で嫉妬じゃないなんてことはないと思うけど


でも嫉妬って認めるのは悔しい


「んなわけないじゃん

あいつらぶっ殺してやる!!」



< 434 / 479 >

この作品をシェア

pagetop