【完】るーむしぇあ。
「和希くん、お疲れ様」
「うん……」
私たちの学校は金賞を受賞できたものの、惜しくも県代表にはなれなかった。
夕暮れの会場の外、紙で貼り出された結果を見て、和希くんは残念そうに肩を落としていた。
「佐々木」
「はい」
なんて声をかけていいか迷っていたら、彼の方から話しかけてきた。
「来年は一緒に出ような」
「……うん!!」
こうして、私たちの夏は終わりを迎えた。
3年生ひとりひとりに先生が声をかけて、何とも言えない切ない空気。
夕日はまるで線香花火のようで、夏の終わりを飾っていた。