響〜HIBIKI〜
「どんな曲がいいかな?」


花奏は、小首を傾げながら横に立つTAKAHIROの顔を見上げる。


酔って少し甘えたように見つめる花奏の瞳にTAKAHIROは引き込まれそうだった。


「かなの一番好きな曲は?」


引き込まれるのを抑えながら聞いた。


「ん〜、好きな曲?」


花奏は少し考えて、そして目を閉じピアノを弾き始めた。


聴き覚えのある曲にTAKAHIROは、耳を傾ける。


「あ、俺の歌」


思わず口ずさむ。


花奏は、メドレーのようぬEX☆LEの曲を何曲か続けて弾いた。


TAKAHIROが、花奏の手を掴んで手を止めさせた。
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