小さな恋の唄
第一章

まゆside

4月
桜が満開の季節

あたし達は出会ったんだ。

「新入生代表、片瀬遼」

「はい」


そのときみんなの目線は、新入生代表の男子に向けられていた。


茶色のふわふわの髪
身長が高くてスラッとした体型
金色のピアスが光り輝いている


うわぁ・・・カッコいい///

新入生代表っていう事は頭もいいんだよね!

「ねぇねぇ、あの人良くない?」

隣に座っていた女の子が声をかけてきた。


「うん。カッコいいよね」

「・・・決めた。ウチ、あの人彼氏にする!!」


ミディアムの金髪で、アクセサリーをたくさん付けてもう制服を着崩している。
メイクは目元が真っ黒だけど、この人に似合っている。


ちょっと不良っぽいなぁ・・・
って思ったけど。

入学式が終わって話してみるとすごく気があって仲良くなった。



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