復讐ストーカーゲーム1
「ああ、兄貴おはよう」


秋雄はスーツでバッチリ決めていた。水玉のネクタイが格好良さを引き立てて、またそれが癪に障った。


「なんだよ。もう朝から決め込んでいるの?」


「どう? イケテルだろう? 飯食ったら彼女の家にお迎えさ。その後、式場でも見てこようかと思って」


俺達は階段を下りながら会話をした。


やっぱ、式場って金が掛かるよなぁ。金貸してとは、言い辛くなったな……。


「あら、秋雄ちゃんおはよう! 今日はいちだんと素敵ねぇ~! 信ちゃんも、おはよう」


「ふんっ、俺は顔を洗ってから食べるよ。先にみんなで食べてて」


横目でチラッと秋雄を見た。
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