復讐ストーカーゲーム1
待ち合わせ
 時刻は17時。


俺達はフィットネスクラブの外壁の横に、こっそりと隠れていた。中ではおそらく、二人は出会っているはずだ。


「紅葉が連れて行く場所ってどこなんでしょうね? 張飛、お金の方は大丈夫ですか?」


「カードがあるから大丈夫よ。いやねぇー痛い出費ばかりだわぁ」


「まぁ、俺と一緒に遊んでいると思えば良いじゃないですか……おっと、ターゲットが出て来ましたよ」


紅葉と椿はお互いに、ブランド品に包まれた装いをしていた。煌びやかな二人はオーラが違っていた。


「……成金って感じね」


「シッ! つかず離れずで行きますよ!」
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