復讐ストーカーゲーム1
「お前、俺の商品に手をつけるとは良い度胸してんなぁ? お?」


手に益々力が入る。ぎりぎりと骨まで痛みが攻めてくる。


「は、放して下さい。この売女が俺を惑わし、馬鹿にするからです。すべて、こいつが悪いんです。ゆ、許して下さい」


「はぁ? なにを言っているのあんた! 信じられない!」


「お前。人の売り物に、なに因縁つけているんだよ! おら! おら!」


青野のスマートな長い足が華麗に俺の腹へ食い込んだ。爪先がみぞおちを捕らえ、激痛が走る。


「ぐえぇぇっ!!!!」


腕が解放され、前屈みによろけた俺は、そのままアスファルトへと倒れこんだ。がら空きになった背中を踵が連続で襲う。


「この豚! 豚! 豚! もう近寄るな呆け!」


「ぐえっ! ぐっ! い、痛い、や、止めて下さい……謝ります」
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