World Walker

薄氷を踏むように

「そのまま留まれ」

姫羅木が狐火に命ずる。

炎でありながら、狐火は雨中でもりせを燃やし続けた。

雨を浴びながらも消える事のない不自然な炎。

術者である姫羅木の意のままに燃え続ける炎。

それが天狐である姫羅木の操る狐火であった。

< 151 / 456 >

この作品をシェア

pagetop