World Walker
「それなら」

害意がない。

その事が信じ難いというように、アルベルトはりせを見る。

「君は何の目的でこの学園に…この世界に訪れたんだ?」

「そうね…」

りせの頬が緩む。

「あらゆる世界を見聞しているだけ…いえ…」

そこで彼女の言葉が一旦途切れた。

「本当は…託された目的があるんだけどね」








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