【実話】ありえない男への復讐
3.初対面
拓也からのメールを一切シカトした。



【博美どうしちゃったのぉ~】


とか来るからめんどくさくて


【月曜日遊ぶからいいじゃん。忙しいからメールしないで。】


ドS全開を出した。


【えぇ~…わかった。また月曜日ね。】


いい加減キモい。

あいつわたしには暴言ばっか吐くくせに。


志穂様にこらしめてもらおうと思った。




そして月曜日。

7時半。


志穂、ウィル、猛、千尋ちゃん、洋介くん、隼人くん、わたしというメンバーが集合した。

みんなほんま暇人や。

早退までして来た隼人くん。

ありえん。

洋介くんに拓也は今日用事あるから家事でけへんって嬉しそうに言うたらしい。

洋介くんは笑いこらえるのに必死やったって言うとった。



「頑張るんやで!!何かされたらすぐ電話するんやで!!ブッ殺すからな。」


千尋ちゃんが志穂に言うた。


「大丈夫です。わたしも殴りますし。元からドSなんで大丈夫ですよ。いじめてきます。」


志穂は余裕そうな表情やった。


そして50分くらいに駅に立った。

ウィルコムの携帯を持って。

しこみは完璧。

内容を全部教えとる。



きっとうまくやれる。

志穂やから。


そのとき見つけた、拓也の姿。


キョロキョロして思いっきり挙動不審でキモすぎる。
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