スイートペットライフ
「真田、今日予約してるレストランってペット同伴OKだっけ?」

「あ、どうでしょうか、飲食店ですのでダメかもしれませんね」

「え~ダメかな~ミィと食事したいだけなのに、困ったな」

うすうす私のことだと感じてはいたがやっぱり…。

大倉さんの意図が伝わったのか真田さんはくすくすと笑いながら

「ミィ様は【特別な】ペットなのできっと大丈夫だと思いますよ」

「そうだよね、ミィは特別だから」

真田さんの答えに満足したのか、背もたれに深く腰掛けた。

「でも、念のために支配人に確認しなきゃな」

窓の外を眺めて呟いていたが、そんなことしなくても私はそのレストランに入れると思います。(所得制限がなければ)

私は大倉さんの的外れな心配事にため息が漏れた。
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