最愛~あなただけが~
『好きだ。』

『ずっとこうしたかった。』



 私の頭の中で、鷹野さんがプレイバックする。



(鷹野さん、胸板厚かったな・・・)



 鷹野さんに抱きしめられた痕が熱い。
 あんなふうに情熱的に抱きしめられたのは初めてで、ドキドキした。

 もし、私が振りほどいて逃げ出さなかったら、一体どうなっていたのだろう?



 人生において、男のひとに告白されたのは初めてだ。

 私、好きな男の子ともつるんでワイワイ遊んでばっかりで。
 好きな男の子からも、悲しいかな。ただの女友達としか見てもらえなかったんだよね。

 佳とも、友達の延長みたいに恋人同士になったし。


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