黒猫浮かれん坊
【第四章:犯人はお前だ】
今朝のニュースは
どのチャンネルを回しても
黒猫のニュースで持ちきりだった。
「黒猫…大量死…子猫から成猫まで…」
酷い話だった。

猫は猫でも黒猫だけなのだ。

玲と良は、ニュースを見ながら、
食パンを食べ、
小夜が尋ねてくるのを待った。

ピンポーン!

「「小夜!」」

良と玲は玄関に行き外に出た。

「あっ…やっぱり見間違いだった…」
「え?」

小夜が玲を見て安堵をした。
「さっきね…玲ちゃん見たいな男の子が
歩いてったから、
追いかけようか迷ったんだけど…」
「どういうことだ…」

小夜は安堵をついたが
玲は不安が過る。

《黒猫の祟り…》
《犯人はいるの?》
《死の連鎖》
《怖いよね…
第三者が動かしてるとなると》
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