黒猫浮かれん坊
【第終章:繰り返し巡る】
「もう!玲ちゃん一ヶ月起きないし!
すんごく心配したんだよ!」
「うん、ごめんな」
「全く!本当に体はもう大丈夫なの?」
「うん、大丈夫だよ」

こんなやり取りがあってから2年後。
玲は高校卒業後大学へ、
小夜は専門学校へと進学。

その後、二人は結婚。

あの裏サイトは消え、
黒猫殺害事件も幕を閉じた。

「兄さん!待って!」
「こっちだよ!!」
「まってよ、良君!」

玲の横を元気な三人が掛けて行く。

「なんか…こんなのあったな…」

玲が思い出に浸かってる最中
電話がかかって来た。

《佐藤さん!産まれましたよ!》
「えっ!?」
《小夜さん、頑張ったんですから!》
「男ですか!?女ですか!?」
《双子ですよ!男女の双子!》
「そうなんですか!!すぐ行きます!」

走って病院に急ぐ。
俺たちは確実に幸せを掴んでいる。
変えられない運命なんてない。

そう信じてる。
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