Birth
第七章

止まらぬ思い

「…来ると思った。」




私が外来に戻ると、隼人は書類に目を落としたまま、そう言った。





「な、何よ… 私は夕希さんに言われて、飲み会の日を決めに来ただけです。」


強がって言う私。





「俺は、いつでもいいよ。みんなの良い日で。」




あっさりと言いきられ、ここに来た目的は、もう終わってしまった。




だけど、『はい、そうですか』と帰る訳にはいかない。






でも… どうしても、言葉が出ない。






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