みんなのあなたは (仮)



中学の頃からずっと片想いしてた、幼馴染みのそうまは。


高校に入ってから、急に女遊びが激しくなった。


やっと告白して、まさかのOKをもらって、高校1年目からすごくいいスタートだな、なんて浮わついてたのがダメだったのかな。


こんなに目の前で毎日ホイホイ浮気されて辛い想いをする日が来るなんて思ってもなかった。




「慣れてるから、好きにしていいよ」なんて言うには、私はまだ子供すぎるから。


ちっちゃなことでも、単純なことでも、たとえ勘違いだとしてもすごく苦しいくらいには、大好きなんだよ。


何回目かわからないこの見慣れたような光景だけど、まだまだ胸は焼けるほど痛い。



そうまはみんなのそうまなんだから、私なんかが束縛しちゃダメ。

こんな普通の、メイクもまともにできない地味な私が、そうまの隣に並んじゃいけない。

そもそも、なんで私が彼女なの?



そうまのことが好きな女の子たちに、何度も言われ続けた言葉。



近づくなと。お前は釣り合わないと。



そのたび、傷ついて。

でも、そうまには言えなくて。


そんな面倒事に巻き込むわけにはいかない。


そうまはみんなのモノだから、

星の数ほどいる女の1人に過ぎない私が、自分の都合でそんな迷惑かけちゃいけない。


1人でなんとかするんだ。



そうして頑張ってるうちに、そうまはどんどん私から離れて行って。
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青春・友情1ページ

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気になりだしたのはいつだったか。 最初はただの興味だったように感じる。 いつでもニコニコ、へらへら笑うお前が、どうしても嫌だった。 どんな事があっても、嫌な顔ひとつせず乗り越えてしまおうとするお前が、無性に頭にきて 心の中を、もっと深くを見せてほしいのに、 心を許したように見せて、絶対に本心には踏み込ませない。 その笑顔が、どうしても憎くて、悔しくて。 絶対泣かせるって決めたのが、確か始まり。 *** 初、友情モノです! 登場人物男が多いので、そーゆー系が苦手な人は注意かも…(作者は意として書いていませんが一応) ほのぼのではないです!!← よろしければ読んでやってくださいな♪

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