赤色ライオン
赤色ライオンと兎2
三木拓真を見るようになったのはいつからだっただろう。

会ったのは校舎裏。

何故自分が校舎裏にいたか?
それはごくごく一般的な理由だ。

告白、というやつ

自分のなにがいいのか全くわからないが自分を好いてもらえるというのは正直とても嬉しい。

けどこの時は全くそういう感情が出なかった。

何故?曲がり角の所で三木拓真も告白されていたから。

気まずいにも程がある。

三木拓真なんて髪が赤いチンピラとしか認識してない自分にとってこの状況はまったくもって気分が悪い。

「あの…お返事はいつでも「あ、お断りします。」

あっちに集中してて告白なんて全く聞いてなかったよ…

まぁ最初から断る気だったから別にいいけど…
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