【完】狼王~全国一の暴走族とわたし~
「ふざけんなっ!

そんなこと言ってる……あんたたちのほうがよっぽどの馬鹿よ!!!

龍平が……どれだけ頑張ってきたと思ってんの?

どんなに憎まれ口を叩かれても、喧嘩を売られても…仲間を守るために必死になってやってた!

こんな私でも…黒龍の皆は受け入れてくれた。

それほど温かくて優しい人たちなの!

あんたたちみたいにイカれてなんかいない。

だからこそ、強いのよ。

あんたたちなんかに…龍平たちは絶対負けない。

龍平たちは何も悪くない。私の弱さが彼等を苦しめたの。



これ以上黒龍を馬鹿にするなら私が許さない。」


美怜がそう言ったんだ。


それを聞いた瞬間俺は…後ろから抱き締めていたんだ。


そして殴りかかろうとする男たちを瑠樹たちが片付けていた。




~龍平side end~
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