【完】狼王~全国一の暴走族とわたし~
すると吉田くんは


「ぜ、全然いいよ!」


そう言って戻って行った。


「次の人ー!あ、颯くんだ。

颯くーん、採寸!お願い」


颯くんを呼んだ。


「おう!」


颯くんが走って来た。


「じゃあ、両手広げて〜!失礼しまーす」


颯くんにメジャーを持って腕をまわす。


「美怜にこんなことされたら、クラスの男子ヤバイだろうな。」


なんて呟いていた。


「やばいってどういうこと?」


私よりはるかに背が高い颯くんを見上げる。


「うわっ!これもやばいでしょ!」


とまたやばいとか言うから


「もう、颯くんちょっと黙ってて‼」


頬を膨らませ怒った。

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