【完】狼王~全国一の暴走族とわたし~
「は?なんで?乗る意味がわか「いいから乗れ」


私が最後まで言おうとしたら遮られ、早く乗れと催促された。


仕方なく黙って後ろに乗った。


そしたら片桐蓮司は自分のヘルメットを私に被せた。


「いいよ!そしたらあんたが危ないじゃん」


ヘルメットを返そうとしたら、


「いーから、被っとけ。

しっかり掴まっとけよ。落ちたくなけりゃ。」


そう言って片桐蓮司は、エンジンをふかしバイクを発進させた。


バイクに乗っている間、少しだけ嫌なことが忘れられた気がした。


朝の風が心地よくて、このまま忘れられたらいいのに…


そう思ったんだ。
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