【完】狼王~全国一の暴走族とわたし~
「ほら、美怜も莉央も座って。

美怜…話を聞かせてくれないか?」


葉佑がそう言ったので、私たちはソファーに座った。


「葉佑。美怜の話はもういい。」


と蓮がいった。蓮…ありがとう。


でも、きちんと話さなきゃ。


「蓮、ありがとう。でも私話すよ。

きちんとありのままを。」


蓮に笑い掛けると一瞬辛そうな顔が見えた。


「わかった。…もう少しで黒龍の奴らも来るから。」


< 405 / 440 >

この作品をシェア

pagetop