【完】狼王~全国一の暴走族とわたし~
「さ、おいで。行こう。美怜?」


男の人が手を差し伸べる。


この人にはついていっても大丈夫。


そう思えるくらい温かかった。


パパが背中を押してる気がした。


そして私はその人の手を掴み、うちの前に止まっている車に乗り込んだ。


「そうだ。俺の名前、教えてなかったね?

俺の名前は藤田弘ーフジタヒロムー。

そうだな~美怜は俺のことひろくんて呼んでくれてもいいし~、それともお父さんて呼ぶか?」


笑いながら言ってくる……ひろくん。

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