keep dream

42

「あーそれねオレも正直心配だった。オレも賭けてたから。
でもさコイツにはオレのキモチ?オマエに対するキモチが怖いくらいに込められてるオレの作品第一号でさ、すごい念が入ってるから、一ヶ月間、誰も触りもせず座りもせず見る客を睨んでたらしいよ。店の人もビックリしてた。
途中から気味が悪くなったって。でも、オマエが買ってった時イスの表情が優しく見えて、このイスは、この人に買われる運命だったのかなって思ったらしいよ」




「ふ~んスゴイね。怨念?」







「ココ・・・昔のままだ」



「自分の部屋まで気にしてる余裕がナカッタ・・・それに思い出ありすぎたしね。」







「なぁ心・・・」



「ん?」




「図面引かないか?」

「えっ?」

「オレ達ふたりのために。」





「・・・・・」





「オレがバッチリくる家具を造るからさっ。」







「・・・」   無言で雅を見つめた。











「なっ心」

「うん」




「それとさ、一緒に、、、暮らさないか?」



「・・・」






「心。結婚・・・しよっ。」






・・・・・・・・






・・・・・・









「はい」









ココが私の居場所です。
ふたりで夢かなえよう。
ずーっと一緒に・・・

          






END
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