ヘビロテ躁鬱女
「ああ! またな!」


喜んで送り出す横溝に、鉄平は顔色を曇らせた。


なにもかも諦めたように、私から視線をそっと外し俯く。


「……バイバイ」


私が横溝に言い放った言葉と、鉄平が私に告げる別れの言葉。


同じ単語なのに、こんなにも意味が違うなんて……。


その言葉は私の胸に重く突き刺さった。


苦しいよ、鉄平――。
< 194 / 417 >

この作品をシェア

pagetop