ヘビロテ躁鬱女
女子会
 輝に女子だけで飲み会があることを告げると、笑顔で快く承諾してくれた。


名前を呼んだことで効き目があったのかなぁ……。


ほっと胸を撫で下ろした。


輝と会話をしていると、所々で殴られた記憶が蘇る。


その度に肩が竦む、自分が居た。


女だけで飲むという大した事がない事実も、この人の前だと、どこか恐る恐るになってしまう。


そんな自分を消してしまいたかった。
< 233 / 417 >

この作品をシェア

pagetop