ヘビロテ躁鬱女
「これは絶対に、ぜぇーったいに誰にも言わないで欲しいんだけど……」


「……分かったよ。で、なに?」


苛苛とした感情が先立ち、興味も対してなかったが聞く羽目になった。


「私。店長のことが好きになっちゃったみたいなの……」


顔をゆっくりと上げた愛子は頬を赤らめていた。


「はぁ!? えっ、嘘でしょう? だって関田店長は結婚間近なんだよ?」


――それに背は低いし、後頭部がハゲかかっているし、イケメンでもない。どこが良いの?


「そんなの分かってる。でも、だからこそ一緒にいる時間を増やしたいの……だから、ねぇっ

――早番の件、許して欲しい。そして協力して欲しいの」
< 98 / 417 >

この作品をシェア

pagetop