【完】春紫苑






「今は麻酔で眠ってますが、直に目を覚ましますよ」





そう言われて、病室で目覚めるのを待ってどれくらいたったんだろう?



お腹がすいてるし、お昼は過ぎてるだろう。


でも、私たちには流が目覚めないことよりも気がかりなことがあった。




「流って……家族、いるよね?」





事故に遭ったというのに、誰も病院に駆けつけないということだった。







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