止まない雨は無い。ーハッピーエンドのその先ー

直夜さんの両親には、


私達の結婚を猛反対した。


「お願いします!!」


私は、必死にお願いした。


「親父!お袋!

お願いだ!!」


「だって、加奈さんて…


長女でしょ?

しかも、妹さんしか居ないみたいだし。

私達からしたら、

直夜しか居ないんだから。」


直夜さんのお母さん…

辛そうな顔をしながら行った。


「加奈さんが、

嫁に来てもらえるなら。

喜んで迎えるんだがな。」


「分かりました!

お嫁に行きます!

両親を、説得してみます。」



直夜さんも、困った顔して



「加奈…


ごめんな?」


頭を、撫でてくれた。


「直夜さんと、


一緒になりたいもの!」



そうして、


直夜さんの実家を出る時に…



「加奈さん!

私達は、貴方の事が嫌いじゃない。


むしろ好きだわ。


貴方のご両親には、申し訳ない事を…




「大丈夫です!

また、来ますね!

お母様の料理とっても、美味しかったので。」



私達は、笑顔で別れた。











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