止まない雨は無い。ーハッピーエンドのその先ー

着いたのは、




可愛らしいカフェ。



例えて言うなら…


お花が沢山あって、


森の中にある感じ。


ひょっこり、ウサギやら子鹿なんか出てきそうだ。


若い女の子に、人気がありそうだ。

「ここが、



私達のカフェ!!


可愛いでしょ?!」



「可愛い!!」



りんさんと2人ではしゃぐ。



「今日は、定休日だから休みだ。



加奈も、ここで働くんだからな?


頑張ろうな!」




肩をぽんって叩いた。



純さんを、見ると…


満面の笑みで渡しを見ている。



胸が、ドキドキと鳴っている。





顔に、熱が集まった。




「ありゃ?


純に、惚れちゃったー?!


私、焼きもち焼いちゃうなぁ。」



りんさんは、私をからかった。



「私…


惚れてませんから!!」



私と純さんは、睨み合い。




「惚れたなら、残念!


俺は、りん一筋だから。」




りんさんの方を抱きながら


太陽のような笑顔で


私を見た。



「誰が…

純さんなんか!!

…あっ!


別に、りんさんの見る目が無いって…言ってる訳じゃ…。」




「あっははは!!


大丈夫だよ!


まぁ、私にとっては…

王子様なんだけどねー!」




純さんの腕に、絡みつくように…くっついた。


思わず…




「良いなぁ…。」




思っていた事が、口に出していたようだ。










純さんとりんさんが暗い顔になってしまった。




「私は、

里穂やりんさんに負けないくらいの

素敵な人を見つける!

だから…



だから、2人は気にしないぐらいに…


ラブラブしててくださいよ!」





まだ、ぎこちない笑顔で2人に言った。




悲劇のヒロインを、やっていたって…仕方ない。




変わらなきゃ!




変わらなきゃ……ね。







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