止まない雨は無い。ーハッピーエンドのその先ー
15


「マジで?!

俺も、なかなか一緒に行く奴居なくてよー…。

DVD出るまで、待つんだよなぁ。


ホラー仲間が、出来て嬉しいな!」



それは、嬉しいそうに語りかけてくる。


「それじゃ、

ゲームとかもするんですか?」



「勿論!

ゾンビゲームやら幽霊のゲームやらクリア済みだぜ!

加奈ちゃんは?」



「従兄弟が、大好きで…

プレイしている横で見てました!

見るの専門ですけど。」




テンションが、上がっている景吾さん。



余程嬉しかったんだろうなぁ。




「映画見に行くの何時にします?」



「今からでも!


…と言いたい所だが、この後はスポーツジムの勤務だしな。


クソー見てぇのになぁ。」


頭をかきむしりながら、悔しそうに言う景吾さん。




「まだ…

時間は、ありますし…

何時でも、良いですよ?」






なだめる様に、景吾さんに言った。



自然に笑顔になった。



景吾さんは、熱血タイプだけど…



子供みたいに純真な心を持っているんだなって…



また、新たな景吾さんを知る事が出来て幸せを感じている私だった。





「それじゃ、来週の定休日の前日はどう?

ナイトもやってるし、終わったら俺ん家でホラー映画鑑賞会とかも良いなー。」



初デートで、家に行くとか!!



めっちゃ、嬉しい!!恥ずかしい!!



「流石に、俺ん家はダメだよなー…。」



「是非!オールしましょ!」




思わず景吾さんの手をガシッと掴んだ!



「良かった!!

じゃあ、決定な!!」




そして、デートは来週に決まった!



嬉しくて、嬉しくて…



早く来週にならないかなー!













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