未成年・恭~【恭&綾シリーズ】2
全ての機材を確認すると大輔さんは満足そうに微笑んだ。
「恭司のとこに頼んで正解だったな。ありがとう」
「いえ。いよいよ明日っすね」
「ああ」
「セッティング、やりますか」
「おう」
指示通りの場所に機材を移動させ、俺は大輔さんに声を掛ける。
「これでいいですか?」
「ああ、ありがとう。お疲れ」
「じゃあ、俺は戻ります」
ぺこっと一礼して会場を後にしようとすると、「おまえ――」と大輔さんの声がした。
振り返って大輔さんの顔を見る。
「はい?」
「この前の綾さんって人と――その――」
語尾を濁しながら俺の顔を見ている。